こんにちは。医師の荒木です。
みなさんは、超音波検査をご存じでしょうか。この検査は「超音波」という人の耳に聞こえない高い周波数の「音波」を使って行います。超音波を発生させる機械を体の表面に当てると、体内の臓器に超音波が当たりはね返ってきます。このはね返ってきた波を画像として表示することで臓器の状態を確認することが出来ます。他に体の中を映し出す検査としてレントゲン検査、CT検査、MRI検査などがありますが、各々得意不得意があるので、見たい部位、疑う病気に応じて検査を選択します。
レントゲンやCTは放射線を使い被ばくのリスクがありますが超音波検査では放射線を使いませんから、被ばくの心配は無用です。超音波検査は痛みもなく短時間で実施できるのも良い点と言えます。
当院では主に甲状腺、腹部臓器(肝臓・腎臓・膵臓・脾臓・胆嚢・前立腺・膀胱)、各種血管(頸動脈、大動脈、下肢静脈)の観察を行っています。必要に応じて心臓、乳腺も検査することがあります。
痛みや腫れなど症状がある場合、症状はないけれど診察で違和感がある場合に超音波検査を実施します。健診を受けているから大丈夫だと過信せず、一度超音波検査を受けて頂くことをお勧めします。
ご予約は伊勢民主診療所まで(☎0596-24-7156)