今日は素敵な出会いがありました。愛知県から、Man to Man Passo株式会社(以下、パッソ様とお呼びします。)の皆さまが伊勢民主診療所にお越しくださいました。出会いのきっかけは、手にもっている「アレ」なんですが、皆さんお分かりでしょうか?
新型コロナウイルスの対策として、政府が全国の家庭に配った布マスク(通称・アベノマスク)。マスクが不足した当時は、介護施設の利用者様のマスクにするなど、私たちも大変お世話になりました。ですが不織布のマスクが主流となった今、私たちの手元だけでもこんなに保管しておりました。
(探せば出てくる、出てくる…、その数なんと330枚!そして後日さらに見つかるという…)
何か活用できないか調べて、出会ったのがパッソ様です。パッソ様は、愛知県と岐阜県で、就労移行支援事業所を運営していらっしゃるほか、技能訓練の一環で布マスクの糸をほどいてガーゼにして、新しく素敵なガーゼ製品に作りかえるとりくみをしていらっしゃいます。
ご連絡させていただくと、布マスクを快く受け取っていただきました。そして、生まれ変わった製品を拝見すると、元が布マスクだったことを忘れるクオリティでびっくり。さらにマスクの耳の紐も、染めて、留め具として活用されているのも、びっくり。「捨ててしまう可能性があったものが、こんなにも素敵に生まれ変わるのか。」と感動してしまいました。
(ラッピングも、花束やケーキで可愛い!)
(一つとして同じ色がない「ガーゼたおる」が私のお気に入りです♪)
布マスクをガーゼに戻すのに、地域の方のご協力があったり、洗っても色が落ちないように染色工場を訪問したりと、様々なご苦労があったようです。 「人とのつながり」を大切にされたパッソ様の姿勢に、とても共感し、刺激をいただきました。
まさか布マスクをきっかけに、こんな素敵な出会いがあるとは…。こういった取り組みは、どんどん応援していきたいですね!
三重県まで足を運んでいただき、パッソ様ありがとうございました。今後ともご一緒できればと思います。私たちもまたパッソ様の事業所へお邪魔したいと思います。
Man to Man Passo株式会社の詳細はこちらから
ホームページ https://www.mmg-passo.com/
岐阜県ふるさと納税の返礼品としても、お求めいただけるようです。
追伸
布マスクでできた「マスくりーん棒」で掃除したら、ごっそり埃が収穫できました。診療所は「マスくりーん棒」の力を借りて、隅々まで掃除しておりますので、ご安心ください。